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大阪万博からおよそ半世紀を経て、「太陽の塔」の再生プロジェクトが行われた。岡本太郎が「資本主義と科学技術の祭典」である万博の真ん中に突き刺した「縄文の怪物」である太陽の塔。それを、彼に代わって「生き返らせる」とはどういうことか。高度経済成長時代の当時、太郎が考察を深めるために訪ねた各地を再び取材すると、閉塞感を抱える今の日本人に向けてのメッセージが浮かび上がってきた。
一年半に及ぶ工事を経て再生した「太陽の塔」の内部からの生中継。製作過程での様々なエピソードも織り交ぜつつ、「生命の樹」と呼ばれる内部の造形を紹介。その内臓を表すという真っ赤な壁や、太古の生物から人類まで、200体を超える生物の造形に込められた意味を紐解いていく。
太陽の塔の内部から生中継で伝える番組の第2部は、1970年の大阪万博のパビリオンなどをバーチャルリアリティーで体感しながら、万博の熱狂とはなんだったのか、ゲストとトークで深めていく。日本や日本人がもっとも元気だったと言われる時代にあって、その後失われたものは何か。当時誰もが夢見た「月移住」がいまだに実現していないことをどう捉えるか。今の時代の閉塞感の根底にあるものを浮かび上がらせながら、太陽の塔が復活する意味を改めて語り合う。
出演:平野暁臣(岡本太郎記念館館長)、滝沢直樹(漫画家)、藻谷浩介(日本総合研究所主席研究員)、小橋恵(女優・19日放送のドキュメンタリードラマの岡本敏子役)
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